--- title: Information Integrity created: 2026-06-28 updated: 2026-06-28 type: concept tags: [information-integrity, disinformation, public-interest, media, civic-tech] sources: [raw/articles/osome-observatory-on-social-media-2026.md, raw/articles/osome-tools-2026.md, raw/articles/maria-ressa-nobel-facts-2026.md, raw/articles/maria-ressa-stop-the-lies-2026.md, raw/articles/tbs-sns-metric-farms-election-disinformation-2026.md] confidence: medium --- # Information Integrity Information integrity は、公共圏で流通する情報が、情報操作、組織的な嫌がらせ、偽情報、巨大な情報基盤の設計によって壊されないようにするための研究・報道・道具作りの領域。[[osome]] は情報科学と報道を組み合わせて SNS 上の情報操作を分析・対抗する道具を作り、[[maria-ressa]] は報道と民主主義の観点から、SNS が嘘や憎悪を拡散する構造を批判している。 ## 見るべき型 この領域では、単一の記事や投稿よりも、以下のような再利用可能な知見が Wiki 化に向いている。 - 情報操作を測る指標や可視化 - bot、拡散者、組織的な振る舞いの検出方法 - 選挙、公衆衛生、市民の議論に対する SNS の影響 - 報道関係者と研究者が協働するためのデータと道具の流れ - 情報基盤の責任や規制に関する実践的な論点 ## 数値そのものが操作対象になる TBS NEWS DIG の「農場」取材は、偽情報の文章や画像だけでなく、閲覧数、いいね、再生数、リポスト数のような周辺の数値も [[sns-metric-manipulation]] の対象になることを示している。利用者は数値を見て「多くの人が見ている」「支持されている」「重要そうだ」と判断し、推薦の仕組みも数値を手がかりにすることがある。したがって、数値操作は情報の中身を変えなくても、公共圏での見え方を変えうる。 この点は、情報の完全性を「真偽」だけでなく「何が目立つよう設計され、誰がその見え方を買えるのか」という問題として扱う必要があることを示す。選挙期間中には、実際の多数派ではないものが多数派のように見える危険が高まり、規制・削除要請・透明性・表現の自由の均衡が論点になる。 ## 関連領域 この領域は、公共のための技術、報道、偽情報対策、SNS の設計、アクセシビリティ、民主主義の維持とつながる。OSoMe や Ressa のような資料は、流行のニュースとして消費するより、人物・組織・道具・概念に分けて蓄積すると後から参照しやすい。