--- title: Digital Gardening CMS created: 2026-06-28 updated: 2026-07-01 type: concept tags: [wiki, knowledge-base, maintenance, markdown, design] sources: [raw/articles/principles-for-digital-gardening-2026.md, raw/articles/litho-deepwiki-rs-code-documentation-2026.md, raw/articles/langchain-openwiki-repo-documentation-agent-2026.md, raw/articles/notion-developer-platform-agents-workers-2026.md] confidence: medium --- # Digital Gardening CMS デジタル庭を CMS として実装する発想は、メモ、Wiki、作品集、公開サイトをひとつの場所にまとめるための設計案。分類を先に固定するのではなく、全ページを同じ階層に置き、「A にリンクする」ことと「A に属する」ことを近いものとして扱う。これにより、記事、人物、作品、用語などを別々の型に押し込めず、ページ同士の関係から構造を育てられる。 重要なのは「完成した記事」だけを扱わないこと。ページは更新され続けるものとし、日記として明示したもの以外は時系列の並びに頼りすぎない。この考え方は [[wiki-maintenance-loop]] と近く、後から読み返せる形で少しずつ手入れすることを前提にしている。 公開状態は `published`、`draft`、`private` のように分ける案がある。`published` は固定されたリンクと版管理があり、引用できる状態。`draft` は公開されていても内容が変わる無責任なメモ、`private` は本人だけが見られる状態として扱う。さらに `sage`、`unlisted`、`protected` のような到達しやすさの設定を分けることで、一覧に出さないページ、URL を知る人だけのページ、会員向けページを表現できる。 永続性のためには、特定のサービスに閉じた形式よりも、HTML や Markdown のような普通の文字ファイルを信頼する。Wayback Machine に保存されやすいようにサーバ側で生成し、長く使うドメインと壊れにくい URL を用意する。これは [[llm-wiki-pattern]] と同じく、道具よりも長く残る素材を中心に置く設計である。 実装候補として、[[obsidian]] 的な手元優先の編集体験、Cosense 的な共同編集、Nuxt Content の Markdown と拡張構文、WordPress + WPGraphQL、HyperMD や Milkdown などの編集器が挙げられている。Git で全体を管理すると版管理は強くなるが、携帯端末での編集しやすさが弱くなるため、保存形式、同期、編集体験の折り合いが設計上の中心になる。 [[litho]] や [[openwiki]] のようにコードベースから Wiki 風ドキュメントを生成する道具は、この CMS 発想をソフトウェア設計書側に寄せた例。人間が育てる庭とは違い、コード解析、git diff、CI/CD、scheduled update によって鮮度を保とうとするが、生成物をどうレビューし、どの情報を手で補うかは同じく設計問題として残る。^[raw/articles/langchain-openwiki-repo-documentation-agent-2026.md] [[notion]] Developer Platform は、garden / CMS を agent が直接使う shared workspace に寄せる方向を示す。Markdown API、MCP、External Agents API、Workers、CLI がそろうと、ページは人間が読む文書であると同時に、agent が同期・変換・承認依頼・外部 tool 呼び出しの状態を置く場所になる。これは [[llm-wiki-pattern]] のような file-first wiki とは逆に、hosted workspace の操作性を優先する設計だが、長期的な可搬性・版管理・権限境界は慎重に見たい。^[raw/articles/notion-developer-platform-agents-workers-2026.md] ## Open Questions - ページ型を単一にしたまま、公開状態・到達性・版管理をどう表すか。 - 手元優先の編集、共同編集、公開サイト生成をどの境界で分けるか。 - Git 管理の信頼性と、携帯端末からの書きやすさをどう両立するか。 - 作品集、メモ、Wiki を統合したとき、読者に見せる入口をどう設計するか。